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カルミナ ライブ後記その2〜月光微韻〜 [カルミナ]

去る11月3日文化の日に開催した
カルミナ 初ライブの様子を
カルミナ 栗林琢也が解説。

ライブ後記その1に続くその2です。

カルミナ ライブ後記 その1〜おさんぽに行く〜
も合わせてごらんください〜!


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栗林作曲の「月光微韻」が始まります。

「つきのよの あすはひのきの
なんとなき はるのかすけさ。」

「つきのよの たばこのけむり
にほひのみ むらさきなる。」

「ほしよりも ほのかなものは」
みどりごの ほほえみ、
ついたち ふつかのつき。」

「つゆけきは つきのよにして
たけのねの たけにぐさのは。」


加藤が、詩を一文字ずつ、声に慎重にのせていきます。

栗林は、この22連の詩を音読したとき、
ひらがなの響きがとても美しく、
また音節のわずかな韻の意匠や、リズム感がとても心地よかったそうです。

簡明なメロディの1分程度の小曲を4曲演奏し、
平明な曲調の音楽月夜の静けさ白い月光に照らされる草木の情景を描き出しました。

作品が、詩と歌とピアノという3つの音楽要素を生のまま提示しただけであるかのような側面も併せ持っているため、
演奏者による演奏解釈や演出が求められました。


月光微韻 つきのよの




今回は、「月光微韻」のあとに続けて
Fly me to the moonのバースとFly me to the moonを演奏し、
音楽が途切れることなくテーマが日本の月からニューヨークの月へと移り変わる演出を採りました。

Poets often use many words to say a simple thing.
It takes thought and time and rhyme to make a poem thing.
With music and words I’ve been playing.
For you I have written a song
To be sure that you’ll know what I’m saying,
I’ll translate as I go along.

「詩人たちは、一つの簡単な事実を言うために、たくさんの言葉を尽くす。
考えを巡らして、時間をかけて、韻に趣向を凝らす。
“詩”ってやつを作るために。
ぼくの奏でる言葉と音楽で、あなたのために歌を作ったよ。
ぼくは、きっとあなたはぼくの言葉をはっきり信じてくれる、と確信したいんだ。歌を進めながら説明するね。」
(バートハワード『Fly me to the moon』のバース)


「月光微韻」に、Fly me to the moonのバースを続けることで、
月光を詠んでいる静的な北原白秋が、
俄然、「わたし」から「あなた」へ恋する想いを熱っぽく詠う詩人へと変わります。

カルミナの「わたし」たちからご来場の皆様一人一人の「あなた」へ音楽を届ける気持ちを意識し、
なるべく作家の自己完結には終わらないようにしよう、という加藤によるアイディアでした。


さて、続いては
性格の違うカルミナの加藤と栗林が、今回のライブで互いに才能を爆発させました。
ばくてりやの世界」です!

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ライブ後記その3に続く〜
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